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2014/01/29
2013年度第3回学術技術交流会報告 12月13日(金) 岡山大学

 2013年12月13日、岡山大学で開催した2013年度第3回学術技術交流会の概要を紹介します。
(出席:15名)

(1)施設見学
  学術技術交流会の前後に、賢材研究会会員の岸本教授の研究室のほか、2箇所の見学を行いました。

1) 岡山理科大学好適環境水関連施設(山本俊政准教授)

魚の浸透圧調整に関わるナトリウム、カリウム、カルシウムの3つの成分に着目し、これらの成分をわずかに淡水に加えただけの「好適環境水」を開発し、魚の養殖に活用しています。

好適環境水による魚の養殖

2) 岡山大学バイオ酸化鉄関連施設(高田潤特任教授)

磁性・記録材料や顔料などとして利用されている多くの種類の酸化鉄は、工業的に生産されています。一方、微生物が常温水中で作る酸化鉄は、新しい機能材料として注目されており、材料化学を中心として総合的に研究を進めています。

バクテリア培養設備

3) 岡山大学工学部物質応用化学科 岸本研究室

 

賢材研究会メンバーの岸本教授に、セラミックス材料に関する研究内容をご紹介していただきました。先生には、今回の学術技術交流会のコーディネーターもしていただきました。

学内を案内する岸本教授

(2)学術技術交流会

 岡山大学内会議室にて、学術技術交流会を開催しました。岡山大学より2件、交流会初参加の野川氏を含め賢材研会員より3件の話題提供がありました。

1) 「バクテリアが作る酸化鉄の構造解析とリチウムイオン電池への応用」
 岡山大学 佐久間諒
2) 「家庭ごみ溶融スラグのケミカルリサイクルプロセスにおける
 スラグ構成成分の分配挙動」

 岡山大学 教授 難波徳郎
3) 「天然抗菌材・スカロー」
 (株)抗菌研究所 野川幸夫
4) 「セメントの資源リサイクル」
 電気化学工業(株) 石田積
5) 「革新的新構造材料プロジェクトの開始」

 JFCC 松原秀彰

学術技術交流会

(3)意見交換会

 学術交流会終了後、岡山市内へ移動して意見交換会を開催し、賢材研会員間の活発な情報交換を行いました。


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