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活動情報
2014/06/18
賢材研究会創立20周年記念講演会・パーティー報告 4月18日(金)東北大学東京分室、パレスホテル東京

 2014年4月18日に開催した賢材研究会創立20周年記念講演会・パーティーの概要を紹介します。

創立20周年記念講演会 14:30〜16:30(出席:52名)
 東京駅近くのサピアタワーにある東北大学東京分室をお借りして、創立20周年記念講演会を開催しました。ご来賓の黒田先生、賢材研メンバーの西村氏、副会長の石田先生の3名にご講演いただきました。

高田雅介会長の挨拶


講演会の様子

1) 講演1「左右非対称性からミクロとマクロのつながりを探る」

黒田玲子様(東京理科大学教授)


 左右非対称性(キラル)とは、鏡像と実像が異なる現象のことですが、黒田先生は、ミクロな分子からマクロな構造体の形成過程まで、左右非対称性を切り口に、物質科学や生命科学の両面で研究を進めています。巻貝の巻き方の違いがどのようにして決まるのかなど、大変興味深いお話を伺うことができました。

黒田先生のご講演

2) 講演2「ドイツ科学史の旅〜19世紀、ドイツの化学工業立国に学ぶ」

西村三千男様


 ドイツ人化学者の足跡を訪ねるため、2005年から計3回実施したドイツ視察旅行についてご報告いただきました。19世紀から現在に至るドイツの化学工業立国へのあゆみについて、知見を深めることができました。近日中に第4回目を企画しているとのことです。

西村氏のご講演

3) ショート・レクチャー
「これからの物づくりとライフスタイルを考える  間抜けのビジネス考」

石田秀輝様(東北大学名誉教授、(合)地球村研究室代表社員)


 「間」とは何か。それは依存型ライフスタイルと自立型ライフスタイルの間にある「間」のことですが、この「間」の研究が今まで抜けていたのです。石田先生は奄美諸島沖永良部島に拠点を置き、精力的な活動を続けます。今後の抱負や期待についてお話を伺うことができました。

石田会長のショート・レクチャー

創立20周年記念パーティー 17:30〜19:30(出席:56名)

 講演会終了後、場所をパレスホテル東京に移し、創立20周年記念パーティーを開催しました。開会にあたり高田雅介会長から挨拶があり、無事に20周年を迎えることができたことに対し、関係各位に感謝のことばがありました。また、賢材研究会の更なる発展を期待したいとの激励をいただきました。



1.来賓ご挨拶

 賢材研究会創立者である故柳田博明先生(東京大学名誉教授)令夫人の柳田紀江様、賢材研究会にゆかりのある井口泰孝東北大学名誉教授より、ご祝辞をいただきました。

 

2.賢材研究会20年のあゆみ
 20周年を記念して作成した「賢材研究会 成果総括大全集」の紹介がありました。賢材研究会のこれまでのあゆみのほか、メンバーが開発に携わった賢材事例58件をCD-ROMに収め、会員に配付しました。賢材事例については、今後、賢材研ホームページでも紹介していきます。

 

3.20周年記念表彰式
 賢材のコンセプトである六つの「ケン」のうち、「兼」、「倹」、「建」の各賞が賢材研究会メンバーに授与されました。受賞者には、賞状のほかセラミックス製の盾が贈られました。なお、他の三つの賞(検、圏、健)は10周年の時にすでに授与されています。


受賞者(敬称略)
 兼賞:尾原佳信(積水化成品工業)
 倹賞:石田  積(電気化学工業)
 建賞:井須紀文(LIXIL)


 また、賢材研究会の運営等に貢献した3名には、特別に「献賞」が授与されました。


受賞者(敬称略)
 献賞:柴  慶治(清水建設)
     松原秀彰(東北大学)

     武居  泰(鉄道総合技術研究所)

出席者全員での記念撮影

パーティーの様子

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