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活動情報
2016/12/15
2016年度 見学会・研修会報告 11月25日(金)・26日(土)

 2016年度の見学会・研修会を11月25、26日の二日間の日程で開催しました。見学会では、JA全農の営農・技術センターと鈴廣かまぼこの工場・本社建物等の各施設を見学しました。また、研修会では養殖魚の冷凍・保存技術等に関する話題提供がありました。

1.施設見学
 初日は神奈川県平塚市にあるJA全農の営農・技術センターを見学し、翌日は小田原市にある鈴廣かまぼこの工場と本社ビル等の施設を見学しました。

(1)JA全農 営農・技術センター(出席:14名)

 JA全農が運営する研究開発、検査分析、人材育成を行う機関です。農産物商品開発室、農薬研究室、生産資材研究室、残留農薬検査室の業務内容をご説明していただきました。また、農薬の効果を試験する装置、農業用資材の強度試験装置、残留農薬の分析装置など、普段目にしたことのない興味深い装置を見ることができました。当日は、各地の農協職員を対象とした農業機械の講習会を実施していました。

育苗中の温室

農業用資材の強度試験装置

(2)鈴廣かまぼこ(恵水工場、本社ビル)(出席:20名)

 鈴廣かまぼこの恵水(めぐみ)工場では、稼働中の生産ラインを見せていただきました。きめ細かな省エネルギー対策を実践するとともに、豊富に湧き出る地下水の熱を利用した空調システムが稼働していました。また、本社ビルでも、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を目指し、地下水熱、太陽光、太陽熱を積極的に利用していました。これからの建築物の設計に大いに役立つと感じました。

 当日ご説明いただきました副社長の鈴木悌介氏は、「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」の代表理事もされていて、地域のエネルギー問題に精力的に取り組まれています。

恵水工場生産ラインの見学
(水産食品加工施設で国内初となるHACCP認定を取得)

本社ビルの外観
(省エネ、創エネの仕掛けがたくさん詰まっている)
2.研修会

 初日の夜に大磯町にて研修会を開催しました。賢材研メンバーの積水化成品工業(株式会社食縁へ出向中)の尾原氏より、養殖魚(ブリ)の冷凍・保存技術等に関する話題提供があり、世界の食糧事情の現状からブリの鮮度を保つ技術まで、幅広くお話を伺うことができました。



養殖魚(ブリ)の冷凍・保存技術等の紹介
(尾原氏の講演より)

研修会場での集合写真
(前列右から2番目が尾原氏)
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