2017/06/29 |
2017年度 第1回学術技術交流会報告 6月6日(火) ラ コリーナ近江八幡、川島織物セルコン |
2017年6月6日、ラ コリーナ近江八幡、川島織物セルコンにおいて開催した2017年度第1回学術技術交流会の概要を紹介します。(出席16名)
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1.ラ コリーナ近江八幡 |
「CLUB HARIE」のバームクーヘンをはじめ、和菓子・洋菓子共に有名な「たねやグループ」の本拠地「ラ コリーナ近江八幡」を見学しました。ここでは、緑あふれる空間に店舗や工房が溶け込み、訪れた人はお菓子やお茶を楽しめます。自然に学ぶ町づくり、という大きなビジョンを掲げて、先進的な活動を推進しています。 |
(1)メインショップ建物 |
ユニークなデザインが印象的な建物は、建築家・建築史家の藤森照信氏の設計によるものです。屋根一面が緑の芝に覆われ、周囲の景観と調和していました。当日はスプリンクラーにより屋根に散水が行われていて、梅雨前の暑さの中、涼しさを感じました。
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一面芝に覆われた屋根 |
(2)本社建物 |
屋根部分は約2,500枚の銅の板が合わさってできたもので、スタッフの皆様が手作業で曲げたそうです。内部のオフィス空間は開放的なオープンスペースになっています。 |
特徴的な外観の本社建物 |
本社建物内で説明を受ける賢材研メンバー |
(3)敷地内の情景 |
敷地内には棚田や畑があり、そこで米や野菜などさまざまな作物を作っていました。自然との調和を意識した強いコンセプトを感じました。菓子の購入だけではなく、居心地のよい雰囲気やのどかな景観を楽しみに、多くの来訪者があるとのことです。 |
敷地内に造られた棚田 |
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2.川島織物セルコン |
近江八幡から京都へ移動し、京都市左京区にある(株)川島織物セルコンを訪れました。劇場の緞帳(どんちょう)づくりをはじめ、長年継承され続けている職人技や、高速で動く先端的な織物機械を実際に見せていただきました。また、社屋内に併設されている織物文化館には、貴重な美術工芸織物や原画などが多数展示されていました。染織デザインを手軽に学べる講習会や本格的な技術研修も開催しているとのことです。伝統を受け継ぎつつ、技術革新を続ける素晴らしいモノづくりの現場でした。 |
川島織物セルコンでの交流会 |
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3.意見交換会 |
学術技術交流会終了後、京都駅付近に場所を移して意見交換会を行いました。見学を通して感じたことなど賢材研メンバーによる活発な意見・情報交換を行いました。 |
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