「断熱材・蓄熱材を導入した温熱・冷熱保存システムに関する研究」
東北大学大学院環境科学研究科 修士2年 高橋遼
300℃程度までの高温の熱を貯蔵するため、高性能な金属製の真空断熱容器を開発しています。真空容器内の輻射熱伝達を低減するためのアイデアや、現在取り組んでいる実験の概要等を発表していただきました。
「セラミックスコーティングのシミュレーション研究」
東北大学大学院環境科学研究科 産学官連携研究員 寺坂宗太
ジェットエンジン部品を高温から守るため、多孔質セラミックコーティングが用いられていますが、熱の影響により気孔が徐々に減少し劣化していきます。そのような劣化現象をシミュレーションにより把握するため開発した先端的な有限要素法を紹介していただきました。
「生体材料と水酸化アパタイトの研究」
東北大学大学院環境科学研究科 准教授 上高原理暢
セラミックス(水酸化アパタイト)は人工骨等の生体材料に利用されています。新たに開発した水熱合成による水酸化アパタイトは、既存の焼結合成したものに対し生体内で骨と一体化しやすいなどの利点が多く、今後の活用が期待できます。 |