2021年9月7日から8日の二日間、第二回学術交流会として南方熊楠記念館ほかを参加者9名で往訪し、100年前の知の巨人の足跡を学びました。本会は大原智先生(大阪大学)に企画・準備いただきました。
午後2時半にJR紀伊田辺駅に集合し、たなべる(田辺市文化交流センター)と南方熊楠邸、そして南方熊楠顕彰館を徒歩で往訪しました。 たなべるでは会議室で本研究会員の大原智先生(大阪大学)から「南方マンダラと生物多様性」と題する講演をいただきました。 南方熊楠邸では顕彰館スタッフの橋本邦子さんから邸内の調度品や倉庫の所蔵品、そして庭の植生などの説明を受けました。 南方熊楠顕彰館では学術研究員の土永知子さんから南方熊楠の生い立ちと国内外での学術生活とその成果の説明を受け、成果の一つである粘菌(変形菌)標本など観察しました。
朝、バスおよび車で移動して白浜町の南方熊楠記念館を往訪しました。 記念館の学術スタッフの三村宜敬さんのご案内で記念館内と周辺を見学しました。 南方熊楠の紹介ビデオを鑑賞後、展示コーナーで幼少期から海外渡航期、帰国後の和歌山での生物学や民俗学の取り組み、日常生活の様子を知る展示物の説明を受けました。