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事例紹介
『最大値記憶型変位センサ』
長野計器株式会社
 構造物の安全性評価や維持のための保全活動には、施工状態や老朽化程度を診断するため、構造物の異常な変形を検知できるセンサの存在は有効です。特に、地震など大きな負荷(荷重)により一時的な変形があった後、負荷が取り除かれるなどして形状が回復していても、この変形で構造物が劣化する恐れが有る場合には、過去に許容範囲を越える変形が無かったことを確認する必要があります。

【最大値記憶型変位センサの特徴】
測定した変位の最大値を記憶保持できるカーボンファイバの破断という不可逆で単純な動作により確実性が高い。瞬間的な変位も確実に捕えられる。
変位測定に電源を必要としない他の能動素子を有せず、長期的信頼性が高い。出力は抵抗値であり、分解して目視でも確認できる。
測定点間(スパン)の変位を直接測定する(計測補助具の使用)
任意の測定スパンに対応が可能。

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