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活動情報
2009/06/05
2008年度総会・学術交流会報告 3月19日(木) 清水建設(株)技術研究所

2009年3月19日の午後、清水建設(株)技術研究所において2008年度総会および学術交流会が開かれました。
その内容を紹介します。

総会 13:00〜13:30 (出席:23名)
1.平成20年度報告(活動、会計)  
2.会計監査報告
3.役員と会則
4.平成21年度計画(活動計画案、予算案)

賢材研究会 平成20年度活動報告
総会議長を務める中辻輝紀氏(コイデック)の挨拶に続き,平成20年度の活動内容および会計が松原秀彰会計幹事(ファインセラミックセンター)から報告されました。
報告では学術交流会が例年よりも1回多く計5回開催され盛況であったこと,平成15年度〜19年度の個人会員・法人会員の発表資料を活動報告集としてCDに格納して会員に配布したこと,賢材研究会のホームページを立ち上げたことなどが紹介されました。
同年度の会計報告は内容に誤りの無いことが武藤範雄監査幹事(武蔵工業大)から報告され, 活動および会計が承認されました。
平成21年度は賢材研究会の役員の改選年度であるため,21年度の役員候補と会則の改正案が諮られ,承認されました。
続いて平成21年度の活動計画案と予算案が松原幹事(前出)から提案され,承認されました。
新年度の主な活動計画は,交流会は平成20年度と同じく総会を含めて年5回開催すること,見学・交流会は法人会員以外の外部機関でも積極的に開催すること,特定の技術課題を選んで集中的に議論をすること,ホームページを充実することなどです。
見学会場や技術課題については事前に会員の希望をとりまとめたアンケート結果が紹介され,詳細は幹事を中心に検討を進めることとなりました。

活動報告をする松原幹事
学術交流会 13:30〜14:55
1.会長挨拶
2.会員からの報告
最初に高田雅介会長(長岡技術科学大)から交流会開会の挨拶があり,続いて参加した19の個人会員・法人会員からこの1年間の活動内容が紹介されました。下記の11の会員の活動報告に際しては,関連する資料が配られました。

(1) 高田雅介(長岡技術科学大学)
(2) 岸本昭(岡山大学)
(3) 西脇智哉(山形大学)
(4) 石田秀輝(東北大学)
(5) 野上正行(名古屋工業大学)
(6) トレック・ジャパン株式会社
(7) 電気化学工業株式会社
(8) 東京製綱株式会社
(9) 東邦ガス株式会社
(10) 清水建設株式会社
(11) 財団法人ファインセラミックセンター
(12) 種村榮
(13) 財団法人 鉄道総合技術研究所

高田雅介会長の挨拶
見学会 15:00〜16:30
清水建設(株)技術研究所
総会の会場である清水建設の技術研究所の実験施設と構内の見学会を実施しました。
賢材研究会では2004年12月の10周年記念会を同研究所で行い,見学会も開催しているので,今回はそれ以降に新設された施設を中心に見学しました。
はじめに同研究所の概要を紹介したDVDを視聴したあと,
・ 技術研究所本館
・ 安全安震館
・ 風洞実験棟
・ スーパーナノ・クリーンルーム
・ ガス化発電メタノール合成の基礎実験装置
・ 中庭ビオトープ
などの施設を見学し,中間階免震,振り子免震,パーシャルフロート免震などの各種免震構造や超微細クリーン環境実験設備,新エネルギー生成装置など最先端の技術を実地に詳しく説明して頂きました。
同研究所では小学生から一般・専門家にいたるまで幅広く見学を受け付けているそうです(「シミズ・オープン・アカデミー」)。

見学会の風景:本館屋上ビオトープ
特別講演 16:30〜17:55
「2025年未来都市構想 GREEN FLOAT」
交流会のしめくくりとして,清水建設が2008年秋に発表した「2025年未来都市構想 GREEN FLOAT」の特別講演が開催されました。
この構想は“植物質な都市”という発想に基づき,地球環境時代の新しい豊かさを求めて赤道直下の太平洋上に完全リサイクルを可能とする海上都市を建設しようとするものです。
はじめに全体概要を同社技術ソリューション本部の竹内真幸部長が講演され,続いてGREEN FLOATにおける植生保護とエネルギーリサイクルについて,研究所の那須守グループ長と野崎健次グループ長がそれぞれ専門の立場から説明されました。
壮大な計画の講演を聴き終わった後,会場からは活発な質疑応答と意見交換がなされ,熱気に包まれた1時間半でした。

特別講演『GREEN FLOAT』
懇親会 18:00〜19:30 技術研究所プレゼンテーションルーム
総会から特別講演までのすべてのプログラムが終了した後,同技術研究所内において懇親会が開催されました。
高田会長をはじめとした賢材研究会の会員に特別講演関係者も交えて,幅広い活発な情報交換が行われました。

懇親会の風景
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