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活動情報
2011/08/11
2011年度第1回学術技術交流会 6月17日(金) 東京農業大学世田谷キャンパス

 2011年6月17日に学術技術交流会を東京農業大学世田谷キャンパスにおいて開催しました。出席者は20名でした。

(1)「東京農業大学「食と農」の博物館」の見学
特別展では果実や絹に関する展示、常設展では稲作、農機具、鶏のはく製、酒器などに関わる様々な展示品を見学しました。また、併設の動植物園(バイオリウム)ではマダガスカル島に生息する貴重な爬虫類や植物などを見学しました。

「食と農」の博物館の見学会

(2)学術技術交流会

博物館2階のセミナー会場にて、学術技術交流会を開催しました。東京農業大学より2件、賢材研会員より1件の話題提供がありました。

●「食品廃棄物の実態と利活用」
東京農業大学 名誉教授 牛久保明邦先生

日本における食品廃棄物の量は多く、その約50%が、まだ食べられるにも関わらず廃棄される「食品ロス」である。食品廃棄物は、肥飼料やバイオマスとしてのエネルギー源になることから、今後、利活用を進めるべきである。


●「植物に由来する乳酸菌に期待される今後の可能性」
東京農業大学 応用生物科学部 教授 岡田早苗先生

ヨーグルトに代表される乳酸菌は動物性であるが、日本の伝統発酵食品に用いられている植物性の乳酸菌が近年注目されている。植物性乳酸菌を用いた食品は、低カロリー・低タンパク・低脂肪でもあることから、健康食品・飲料として展開していきたい。


●「東日本大震災と食」
東北大学大学院 環境科学研究科 教授 石田秀樹先生

東日本大震災による被害から、今まで以上にエネルギー、食糧などの問題を解決しなければならない。そのためにも新しいライフスタイルを生み出すテクノロジーの活用が重要となる。


学術技術交流会

(3)懇親会

学術交流会終了後、「食と農」の博物館内にあるカフェテリアに場所を移し、懇親会が開催され、牛久保先生、岡田先生はじめ会員同士で活発な議論や情報交換を行いました。

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