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活動情報
2015/06/15
2014年度総会・第3回学術技術交流会報告 3月23日(月) (公財)鉄道総合技術研究所

 2014年3月23日の午後、(公財)鉄道総合技術研究所(東京都国分寺市)で開かれた2014年度総会および第3回学術交流会の概要を紹介します。

総会 13:00〜14:00(出席:28名)

1.2014年度報告(活動、会計)
2.会計監査報告
3.2015年度計画(活動方針、予算案)
4.会員からの年間活動報告


2014年度活動報告

総会での活動報告

 総会議長に指名された岸本幹事の進行により、2014年度の活動および会計の報告を松原会計幹事が行いました。活動報告では、4月に行われた20周年記念行事のほか、夏季研修会(新潟・長岡)を含め計3回の学術技術交流会の実施概要等の報告がありました。会計報告では、収入・支出の報告に続いて中辻会計監査から監査結果の報告があり、会計報告が承認されました。続いて、2015年度の活動計画案と予算案について、幹事会を代表して松原会計幹事から提案があり、承認されました。2015年度は、夏季研修会を含め計3回の学術技術交流会を開催する予定です。

《会員からの報告》
会員からこの1年間の活動報告がありました(順不同)。

[個人会員]
石田秀輝(東北大学)
松原秀彰(東北大学)
岸本昭(岡山大学)
須田聖一(静岡大学)
大原智(大阪大学)
野上正行(豊田理化学研究所)


[法人会員]
清水建設株式会社
一般財団法人ファインセラミックスセンター
電気化学工業株式会社
株式会社LIXIL
公益財団法人鉄道総合技術研究所
積水化成品工業株式会社
東邦ガス株式会社
新東工業株式会社
東京製綱株式会社
株式会社環境セラステクノ
トレックジャパン株式会社
株式会社ルネッサンス・エナジー・リサーチ

見学会 14:00〜15:15

 総会終了後、鉄道総合技術研究所内の実験施設のうち、高速用集電材料摩耗試験機、超電導き電ケーブル、車両試験装置を見学しました。材料開発や車両開発に係わる試験設備や高温超電導材料を用いた最先端の研究設備を間近に見ることができました。最後に実際の走行実験に使用した超電導リニアモーターカーの展示車両(ML100、ML500、MLX01)を見学しました。


リニアモーターカー実験車両前での集合写真

第3回学術技術交流会 15:15〜17:45(出席:35名)

(1)会長挨拶

  高田雅介会長から開会の挨拶がありました。

次年度の抱負を語る高田会長

(2)学術発表

1. 「鉄道車両の材料技術開発の取組み」

(公財)鉄道総合技術研究所 材料技術研究部長 曽根 康友

鉄道用材料開発に関する最近の取組みのほか、車軸軸受に用いる潤滑油・グリースについて研究成果の紹介がありました。メンテナンス軽減を目標とした長寿命ギア油、電食防止を目標としたナノカーボン材料を含んだグリースなどを開発しています。

 

2. 「ナノ多孔質粒子を用いた真空断熱材の開発 −賢材研発、国プロのその後−」

(株)LIXIL 技術研究本部 分析・評価センター長 井須 紀文

賢材研究会メンバーが中心となって実施したマルチセラミックス膜新断熱材料の開発の研究成果を基に、北海道大樹町に住宅を建設し断熱効果等の実証試験を行った結果などの報告がありました。なお、2015年度の夏季研修会において実際に実験用住宅を見学に行く予定です。

 

3. 「建築物の構造ヘルスモニタリングに関する研究
  − 文部科学省 5ヶ年研究プロジェクトにおけるE-ディフェンス実験 −」

清水建設(株)技術研究所 白石 理人

鉄筋コンクリート造6層建物のE−ディフェンス振動台実験の結果を紹介しました。想定を超える地震への対処として建物の崩壊余裕度を推定する手法の確立及び事業や生活の継続と速やかな回復のための健全度モニタリング手法の開発に活用するための貴重なデータが得られました。

 

4. マグロ見学(近畿大学水産研究所)の報告

積水化成品工業(株) 稲田 修邦
(株)環境セラステクノ 水津 浩之

昨年11月の第2回学術技術交流会で見学したマグロ養殖(近畿大学水産研究所)の状況を動画を交えて紹介しました。泳ぐマグロの姿は迫力がありました。

意見交換会 17:45〜19:00

 学術技術交流会後、所内食堂に場所を移し意見交換会を開催しました。学術発表講演者も交えて活発な情報交換等を行うとともに、会員間の交流を深めることができました。

意見交換会の様子

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