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活動情報
2019/04/20
2018年度 第2回学術技術交流会報告 2月21日 トヨタ自動車元町工場

 2019年2月21日、トヨタ自動車元町工場(愛知県豊田市)において開催した2018年度第2回学術技術交流会の概要を紹介します。(出席24名)

1.見学会

東邦ガス殿のご協力により、CNG(圧縮天然ガス)バスにて名古屋駅前からトヨタ自動車元町工場へ移動しました。

(株)LIXIL 榎戸工場内の見学
CNG(圧縮天然ガス)バス
(1)次世代エネルギー実証ゾーン

施設概要のご説明を伺った後、燃料電池(FC)バスで工場内を移動し、次世代エネルギー実証ゾーンを見学させていただきました。SOFC(水素を利用した発電装置)では、世界最高クラスの発電効率を目指し、次世代型燃料電池の実証実験をしていました。また、化学蓄熱プラントでは蓄熱体にマグネシウム系材料を用い、近隣の工場から発生する廃熱を元町工場に運んで利用していました。この取り組みは、地元自治体や関連企業と連携した「あいち低炭素水素サプライチェーン」の一環で、地球温暖化対策を推進するため水素のサプライチェーン全体の低炭素化を推進しており、賢材研メンバーの東邦ガス殿も参画しています。

(2)燃料電池フォークリフト・水素ステーション
次に、燃料電池(FC)フォークリフトとフォークリフトに水素を充填するための水素ステーションを見学し、水素を充填するところを実際に見せていただきました。工場内でFCフォークリフトを用いる利点として、排気ガスが出ないことや充電の時間が省けることなどがあるそうです。

(3)自動車製造工程見学

元町工場では、クラウンやレクサスなどを製造していますが、それらの組み立てラインを見学させていただきました。現場を見ながら、トヨタ生産方式の柱である「ジャスト イン タイム(必要なものを必要な時に必要な量だけ造る)」や「自働化(品質はその工程で造り込む、不良品を後工程に流さない)」の考え方についてわかりやく解説していただきました。世界的にも高いレベルの自動車製造ラインの現場を実際に見ることができ、貴重な体験となりました。
(株)LIXIL 榎戸工場内の見学
見学会に参加した賢材研メンバー
2.意見交換会
 学術技術交流会終了後、名古屋駅付近に場所を移して意見交換会を行い、賢材研メンバー間で活発な意見・情報交換を行いました。


意見交換会の様子

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